埼玉県環境科学国際センター機関リポジトリ(個別情報)
■ ID 100
■ 種類 論文
■ タイトル 中国北部の渤海湾とその隣接南排汚川における微量有機汚染物質の発生
Occurrence of Trace Organic Contaminants in Bohai Bay and Its Adjacent Nanpaiwu River, North China
■ 著者 胡建英  J. Hu  北京大学環境学院
万一  Y. Wan  北京大学環境学院
邵兵  B. Shao  北京大学環境学院
金曉輝  X. Jin  北京大学環境学院
安偉  W. An  北京大学環境学院
金芬  F. Jin  北京大学環境学院
陽敏  M. Yang  中国科学院生態環境研究中心
王効挙  X. Wang  埼玉県環境科学国際センター
杉崎三男  M. Sugisaki  埼玉県環境科学国際センター
   
   
■ 出版元
■ 出版年 2005
■ 誌名・巻・号・年 Marine Chemistry, Vol.95, No.1/2, 1-13, 2005
■ 抄録・要旨 2002年11月に中国北部の渤海湾と南排汚川において柱状堆積物を採取し、堆積物中の微量有機汚染物質であるHCH、DDT、PCB、ダイオキシン類、ノニルフェノール類を測定した。南排汚川ではα,β,γ-BHCが検出されたが、渤海湾ではα-HCHのみが微量存在し、α-HCHがβ,γ-HCHに比べ残留性が高いことが示唆された。ダイオキシン類は渤海湾と南排汚川でそれぞれ1.6-6.4pg-TEQ・g-1と22,000pg-TEQ・g-1であった。HCHとダイオキシン類は河川から渤海湾へ向かい、表層堆積物のTOC含量と一次関係で減少した。ノニルフェノール類は、表層と底層に2つの山を持つ分布を示した。南排汚川でのノニルフェノール類濃度は渤海湾に比べ約15倍であり、南排汚川は渤海湾へのノニルフェノール類の主要な供給源であると考えられた。
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